導電性繊維素材サンダーロン





繊維テクノロジーが
未来をとらえた
 近年、合成繊維製品や樹脂製品が数多く使用され様々なトラブルを招いています。
そのトラブルの代表的なものとして、静電気が引き起こす電撃、引火、吸着、吸塵があります。
 日常生活や作業工程で避けられない摩擦・接触・剥離・流動・光熱などのエネルギー照射・誘導・圧電分極などが原因とされています。
 そこで、新しい繊維表面技術の確立により、静電気を除電する機能を持った画期的なサンダーロン繊維を誕生させました。
 サンダーロン繊維は除電機能に加え、抗菌・防臭性能などにも優れた繊維です。

サンダーロンとは

アクリル繊維・ナイロン繊維に硫化銅を化学結合させた有機導電性繊維サンダーロンは、金属・炭素繊維に比べて、

折れたり切れたりしにくい

比重が小さい

耐摩擦性に優れている

風合いが優れている

混紡・交織ができる
といった特徴を備えており、フレキシブルな商品展開が可能です。

 静電気に対する制電性繊維状物質としては、従来から金属細線や金属メッキ繊維・金属蒸着繊維があり、最近では炭素複合繊維が国内各社から発表されていますが、根本的に静電気を除去するには至っていません。


 日本蚕毛染色(株)では独自の技術開発により、硫化銅を結合させた有機導電性繊維を製造することに成功しました。この画期的な繊維はすでにハイテク産業から日常生活までの、あらゆる分野でその効力が発揮され、絶賛されております。この新しい機能が評価され、1981年静電気学会より「進歩賞」を、また、1985年に繊維学会より「技術賞」を受賞。国内のみならず、韓国・アメリカ・ヨーロッパにおいて特許を取得した商品です。